環境マネジメントシステム

持続可能な社会の実現に貢献するために、計画・実行・監査・見直しのPDCAサイクルを整え、環境経営を推進しています。

組織体制

環境マネジメント体制の構築

当社では、環境保全活動を継続的に実施し、環境パフォーマンスを改善するために、環境マネジメント組織を構築し、体制を整えています。各部門に環境管理責任者を置き、活動の進捗状況を管理し、その結果を、統括環境管理責任者に報告しています。統括環境管理責任者は状況を踏まえて検討し、環境管理責任者に改善すべき点を指示したり、定期的に統括総合マネジメント評価会議を実施することによって、環境保全活動のスパイラルアップを図っています。

環境マネジメント組織図

ISO14001取得の状況

ISO監査

環境マネジメントシステム「ISO14001」を2001年4月に認証取得し、全社において環境保全活動の取り組みを実施してきました。2022年度は、ISO統合(品質/環境)マネジメントシステムの定期監査(維持監査)を受審し、認証されました。

認証済みISOロゴ
一部間接部門を除く全事業所で取得

環境監査

環境活動における環境マネジメントシステムの定着・運用・維持を目的に、全サイトの統合(品質/環境)内部監査を実施しています。事業所間の監査のほか、ISO推進事務局の監査員による監査を計画的に行っています。監査にあたっては独自のチェックリストを監査員に配付・活用して精度を高めています。
監査結果は、全社にその内容を通知して、類似する問題の改善を水平展開しています。

環境教育

新入社員研修

全社で環境経営を実践していくために定期的な教育や啓蒙活動を実施しています。
新入社員研修において、ウッドワンの経営理念と環境保全活動の関連など、環境に関する基本的な知識を習得するためのプログラムを盛り込んでいるほか、各サイトにおいては環境に関する規定類の改正ごとに教育を行っています。

新入社員研修

規制遵守の状況

法規制の遵守

個々の事業所では環境法規制一覧表等を作成し、遵守しなくてはいけない環境法規を一目でわかるようにしています。また、環境管理推進事務局では、環境情報の収集に努め、改正された法令について速やかに各事業所に伝達しています。さらに、各事業所でも条例・協定等を確認し、環境法規制の更新を図り、法規制遵守に努めています。この結果、直近22年間において、法令・条例等の違反なく活動を進めています。

緊急時への対応

漏洩事故の未然防止

各事業所は、漏洩事故など万一の緊急事態に備えて、作業手順書を整備し、日常的な対応状況をチェックシートによりチェックするとともに、定期的な手順書の評価・見直し・改善を実施しています。
特に、各事業所の塗装工程から発生する溶剤の廃液は、万一事故が発生した場合、土壌汚染や水質汚濁の原因となります。そのため、密閉できるドラム缶に集め、転倒・漏洩防止策を施しています。さらに、これら廃棄物の保管してある場所では、オイルフェンス、土のうなど備品類を整備し、また、たとえ発見が遅れても海に流出しないように海との境に漏洩防止の壁を設置するなど、事業所外へ廃液が流出しないための未然防止策を実施しています。

定期的な防災訓練の実施

当社では過去の工場火災を教訓に、火災を起こした5月16日を「ウッドワン防災の日」と定め、全事業所で毎年一斉に防災訓練を行い、防災意識の向上に努めています。

防災訓練
消火器による初期消火訓練