構造材とは、建物全体の骨組みを形成し、地震や風、積雪といった外部から加わる力や、建物自体の重さを支える重要な部材です。まさに「家の骨格」ともいえる存在であり、その品質が建物の安全性や耐久性を大きく左右します。
構造材の主な種類と役割は以下の通りです。
- 柱
垂直に立ち、建物の重みを支えます。 - 梁(はり)
水平に渡され、床や屋根の重みを支えます。 - 土台
基礎と建物を繋ぎ、建物の全体重を基礎に伝えます。 - 筋かい
壁の中に斜めに入れられ、地震や風による横からの力に抵抗します。
近年では、天然木材の品質のばらつきを克服し、強度を向上させた「エンジニアリングウッド」も広く構造材として使われています。高品質な構造材を選ぶことは、長く安全に暮らすための基盤となります。