「木のぬくもりを暮らしの中へ」をテーマにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするための役立つ情報や、楽しいコンテンツを日々こつこつ集めて発信してきます。
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目次
床のDIYは、部屋の印象を変えるための手っ取り早い方法です。色や素材を変えるだけで、憧れのカフェ風・落ち着きのある和モダン・北欧風など、様々なスタイルにできます。賃貸でも原状回復可能な方法があるので、持ち家がない方でも安心です。この記事では、貼るだけ・敷くだけ・置くだけなど、様々なDIYアイデアと具体的な方法をご紹介します。あなただけの理想の部屋作りを、床のDIYから始めてみませんか?
床のDIYは3種類
床のDIYというと、次の3種類に分類できます。
・床に貼るタイプ
・床に敷くタイプ
・床に置くタイプ
- 具体的に見ていきましょう。
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床に貼るタイプ
- 床に貼るタイプのDIY素材として、次の3つが挙げられます。
- ・クッションフロア
- ・フロアタイル(貼るタイプ)
- ・リメイクシート
- クッションフロアは、豊富なデザインで防水性に優れているものが多く、賃貸物件で人気です。大きな面積の床でも一気に貼ることができ、部屋の印象を大きく変えられます。
- フロアタイルは、本物の木や石のようなリアルな質感が魅力です。耐久性にも優れ、高級感のある空間を演出できます。リメイクシートは、手軽に床の模様替えができるアイテムです。費用を抑えたい場合や部分的にDIYしたい場合に適しています。
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床に敷くタイプ
- 床に敷くタイプのDIY素材は次のとおりです。
- ・タイルカーペット
- ・ラグマット
- ・フロアパネル
- タイルカーペットは防音効果があり、汚れた部分だけ交換できるのがメリットです。手軽に設置・撤去できるため、賃貸物件でも安心して使用できます。ラグマットは、手軽に模様替えができて保温性も高いため、居心地の良い部屋を作れます。素材やデザインも豊富なので、様々なインテリアスタイルに合わせられます。
- フロアパネルは、簡単に設置できて床の傷や汚れを隠せるのが魅力です。天然の木のような風合いのものを選べば、一気におしゃれな部屋になります。
床に置くタイプ
- 床に置くタイプは以下のとおりです。
- ・ジョイントマット
- ・木製パレット
- ・フロアタイル(置くだけタイプ)
- ジョイントマットは断熱性・保温性に優れ、クッション性もあるため、小さなお子さんがいる家庭におすすめです。汚れた部分だけ交換できるのもメリットです。木製パレットは、ヴィンテージ感のあるおしゃれな床をDIYできます。組み合わせ方次第で様々なアレンジを楽しめます。置くだけタイプのフロアタイルは、接着剤なしで簡単に設置・撤去できるのが特徴です。賃貸物件でも気軽にDIYを楽しめます。
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床のDIYに必要な材料や工具
- 床のDIYに必要な材料や工具について説明します。
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床のDIYに必要な材料
- 必要な材料は床材の種類によって異なります。例えば、クッションフロアやフロアタイルを敷く場合には、床材本体と接着剤・両面テープ・カッター・定規などが必須です。ジョイントマットの場合は、マット自体と繋ぎ合わせるためのジョイントパーツが必要です。タイルカーペットの場合はタイルカーペットと、必要に応じて滑り止めシートを用意しましょう。どの床材を使用する場合でも、メジャーや軍手などの工具があると便利です。以下の項目で使い方を説明します。
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床のDIYに必要な工具
- 続いて、床をDIYで張り替えるときに使える工具を紹介します。
- カッター(CFカッター)
- クッションフロア・フロアタイル・リメイクシートなどを切断する際に使います。細かいカットには普通のカッターを使用しましょう。CFカッターは、大きなクッションフロアをまっすぐ切るのに役立ちます。
- メジャー・定規
- 床材の採寸や、カッターで床材を切る際に使用します。定規を当てると直線をカットするときに失敗しにくくなります。
- ローラーや地ヘラ
- クッションフロア・フロアタイル・リメイクシートを貼る際に使えます。ローラーや地ヘラを使うことで床材と床の間に空気が入らず、きれいな仕上がりに。接着剤を均一に伸ばす際にも役立ちます。
- ハサミ
- ハサミは細かなカットや調整に使用します。カーペットやラグを切りたいときにも使える道具です。カッターでは難しい曲線カットをしたいときはハサミで切っていきます。
- 軍手
- 手を保護し、怪我や汚れを防ぎます。作業中の滑り止めにもなります。
- 事前に必要な材料をリストアップし、DIYをスムーズに進めましょう。
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賃貸におすすめな床のDIY素材
- 賃貸住宅では、退去時に原状回復義務が発生するため、元に戻せるようにしておく必要があります。ということで、賃貸におすすめな床のDIY素材を3つ紹介します。
- ・クッションフロア
- ・タイルカーペット
- ・フロアタイル
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クッションフロア
- クッションフロアは表面がビニール層でコーティングされていて防水性に優れており、水をこぼしてもサッと拭き取れるので、キッチンや洗面所など水回りにも使えます。木目調・石目調・タイル柄など、デザインやカラーバリエーションが豊富なので、お部屋の雰囲気に合わせて自由に選べるのも嬉しいポイント。比較的安価なので買いやすく、施工も簡単です。
- クッションフロアは比較的剥がしやすい床材ですが、退去時に床のベタつきが気になる場合は、市販のシール剥がし剤を使ってきれいに剥がしましょう。
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タイルカーペット
- 正方形や長方形のカーペットを敷き詰めていく床材がタイルカーペットです。裏面が滑り止め加工されているものが多く、ズレにくく安全に使えます。デザインも豊富なので、お部屋の雰囲気に合わせてカラーや柄を選べます。
- 汚れた部分だけを剥がして交換できるため、お手入れも楽々。ペットを飼っている・小さなお子さんがいるご家庭にもおすすめです。タイルカーペットは防音効果にも優れているので、階下への生活音を気にする方は取り入れてみましょう。
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フロアタイル
- フロアタイルは、本物の木目や石材のようなリアルな質感を再現した床材です。高級感が出るので、お部屋の印象が格段に良くなります。耐久性にも優れているため、長く愛用できます。
- フロアタイルには置くだけタイプと貼るタイプがありますが、DIY初心者の方には置くだけタイプがおすすめです。置くだけタイプは、接着剤不要で簡単に設置・撤去できるため、賃貸住宅でも安心して使えます。貼るタイプは両面テープで固定すればズレにくく、安定感があります。汚れたら部分的に張り替えることで、長くきれいな状態を保てるでしょう。
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賃貸の床をDIYする上での注意点
- 賃貸マンションの床をDIYしたいときに知っておくべき注意点は次のとおりです。
- ・賃貸の床に傷をつけない
- ・施工が簡単な素材にする
- ・カビや腐食に注意する
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賃貸の床に傷をつけない
- 賃貸住宅では、床に傷をつけると退去時に修繕費用を請求される可能性があります。床のDIYを楽しむためには、傷をつけない工夫が大切です。
- DIYする前にまず、養生テープや保護シートで床表面を保護しましょう。特に、カッターを使う作業や重い家具を移動するときには絶対に保護するべきです。
- 両面テープや接着剤を使用する場合は、剥がしやすいタイプを選びましょう。退去時に床材を剥がす際に、床にダメージを与えにくくなります。
- ただし、剥がしやすいタイプでも長期間の使用で圧着されると、剥がすときに元の床にダメージを与えます。違約金が発生する可能性もあり、危険ですのでご注意ください。
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施工が簡単な素材にする
- DIY初心者の方は、施工が簡単な素材を選ぶのがおすすめです。クッションフロアやタイルカーペットなら比較的簡単に施工できます。クッションフロアは大きなシート状になっていて、部屋全体を一気にDIYできます。タイルカーペットは一枚ずつ敷き詰めていくだけなので、初心者でも扱いやすいでしょう。
- 特別な工具が要らない素材を選べば、初期費用も抑えられます。手軽にDIYを楽しみたい方は、施工の難易度も考えて素材を選びましょう。
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カビや腐食に注意する
- 床のDIYを行う際は、カビや腐食対策も重要です。特に、湿気がたまりやすい場所は防水性のある素材を選びましょう。クッションフロアやフロアタイルなど、表面がビニールコーティングされている素材は、水に強いためキッチンにおすすめです。
- 施工前に床面を清掃し、十分に乾燥させておくことも大切です。湿った状態で施工すると、カビが発生する原因になります。
- 施工後も定期的に換気を行い、湿気を逃がすようにしましょう。特に、梅雨時期や夏場はこまめな換気が必要です。
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まとめ
- 今回は床をDIYで変えたい方に向けておすすめの方法を解説しました。
- 床のDIYは、部屋の雰囲気を大きく変えたいときにおすすめしたい方法です。賃貸でも原状回復可能なクッションフロア・タイルカーペット・置くだけフロアマットなどがあるので、安心してDIYできます。木のぬくもりを感じさせるフロアマットがいいと考えている方は、以下のリンクをご覧ください。置くだけ簡単施工の無垢の木のフロアマット「oitoki」はウレタン塗装なので汚れにくく、工具不要で簡単に設置・撤去ができます。賃貸でも安心して使えるので、ぜひ検討してみてください。
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