「木のぬくもりを暮らしの中へ」をテーマにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするための役立つ情報や、楽しいコンテンツを日々こつこつ集めて発信してきます。
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目次
家具選びに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。置き家具だと理想的なものになかなか巡りあえないけれど、造作家具だと費用がかかりすぎる…。そんな方に向けてこの記事では、造作家具と置き家具それぞれのメリット・デメリットを徹底比較します。後悔のない家具選びをしたい方は、ぜひ最後までお読みください。
造作家具とは
造作家具とは、住宅や店舗などの建築物に固定して設置される、オーダーメイドの家具のことを指します。壁・床・天井などに直接固定されるため、まるで建物の一部のようになります。家の間取りや用途に合わせて完全カスタマイズできる点が最大の魅力です。
置き家具と造作家具の違いとは?
置き家具と造作家具の大きな違いは、設置方法にあります。置き家具は完成品をそのまま設置するのに対し、造作家具は現場で採寸して設計・施工を行うため、設置場所に合わせてミリ単位で調整できます。
置き家具 | 造作家具 | |
設置方法 | 部屋に置くだけ | 壁や床に固定 |
デザイン | 出来上がっているものの中から選ぶ | オーダーメイドで完全カスタマイズ |
価格 | 比較的安価で買いやすい | こだわるほどコストがかかる |
可動性 | 必要に応じて動かせる | 移動できない |
どちらを選ぶかは、設置場所の状況やライフスタイル、予算などを考慮して決めましょう。
造作家具のメリット
まずは造作家具のメリットを3つ挙げます。
・ベストな寸法の家具が作れる
・好みの素材やデザインでカスタマイズできる
- ・耐震強度が高められる
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ベストな寸法の家具が作れる
- 造作家具最大の魅力は、家の間取りに合わせた寸法で家具を作れることです。既製品の家具では部屋のサイズに合わない、デッドスペースができてしまうなどの問題が起こりがちです。しかし造作家具なら、壁・天井の高さ・梁や柱の位置などを考えてミリ単位で正確に設計・製作できます。
- 具体的には、斜めの天井に合わせた収納棚や廊下のデッドスペースにぴったり収まる本棚など、既製品では不可能な家具を作れます。限られたスペースを最大限に活用できるので、収納力アップや動線の改善にも繋がります。
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好みの素材やデザインでカスタマイズできる
- 素材やデザインを自由にカスタマイズできる点も大きなメリットです。木材の種類・色・塗装・金具・取っ手など、細部までこだわって理想の家具を作り上げられます。
- 天然木の温もりを活かしたナチュラルなデザイン、スタイリッシュな金属素材を用いたモダンなデザインなど、家の雰囲気や好みに合わせて様々なスタイルをオーダーできます。また、家族構成やライフスタイルに合わせた機能的なデザインも可能です。子供部屋には安全性の高い素材や成長に合わせて高さ調整できる棚板を採用する、といった工夫もできます。
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耐震強度が高められる
- 地震大国である日本では、家具の耐震性も重要なポイントです。造作家具は壁や床に直接固定するため、地震の揺れで倒れたり転倒したりするリスクを軽減できます。
- 特に、背の高い食器棚や本棚などが転倒すると大きな被害に繋がる可能性がありますが、造作家具なら壁や天井にしっかりと固定できるので、地震による被害を最小限に抑えられます。重量のある家具も固定することで安全性を確保できます。
- 家族の安全を守るために耐震性の高い造作家具を導入するものありでしょう。
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造作家具のデメリット
- 続いて、造作家具のデメリットも紹介します。
- ・あとから設置しにくい
- ・買う前に現物を確認できない
- ・コストが高くなりやすい
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あとから設置しにくい
- 造作家具は、新築や大規模リフォームのタイミングで導入するのが一般的です。設置場所の寸法に合わせて設計・施工されるため、後から設置するのが難しい点がデメリット。
- 設置する際には専門業者による工事が必要となるため、気軽に設置場所を変更したり追加で家具を設置したりできません。置き家具のように、簡単に移動や買い替えができないことを理解しておきましょう。
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買う前に現物を確認できない
- 造作家具はオーダーメイドのため、完成後に「思っていたのと違う」と感じてしまう可能性があります。図面や3Dパースなどで事前確認はできますが、実際に設置された状態の素材感、色味などを確認することはできません。
- 素材感や色味などをサンプルで確認したり施工業者との綿密な打ち合わせを行ったりして、イメージのズレを最小限に抑えることが大切です。
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コストが高くなりやすい
- 造作家具は設計から施工までオーダーメイドで製作するため、素材やデザインにこだわればこだわるほどコストが高くなる傾向があります。既製品の家具と違って、材料費だけでなく設計料や施工費などの費用も発生するため、予算をしっかりと検討する必要があります。
- 素材のグレード・デザインの複雑さ・施工の難易度などによって価格が変動するため、事前に見積もりを取り、予算と照らし合わせて検討しましょう。場合によっては、費用を抑えるために素材やデザインを調整する必要もでてくるかもしれません。
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置き家具のメリット
- 今度は置き家具のメリットを見ていきましょう。
- ・設置が簡単で手間がかからない
- ・選択肢が豊富
- ・ライフスタイルの変化に対応しやすい
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設置が簡単で手間がかからない
- 置き家具の最大のメリットは、設置が簡単で手間がかからないことです。壁や床に加工を加えることはなく、特別な工具も専門知識も必要ありません。届いたら箱から出して置くだけ、あるいは簡単な組み立て作業だけで設置が完了します。
- また、模様替えや引っ越しの際をする際も簡単に移動できます。手軽に部屋のレイアウトを変更したい方、頻繁に引っ越しをする方にはいいでしょう。
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選択肢が豊富
- 置き家具は市場に無数に存在し、素材・スタイル・サイズも多岐にわたります。木材・金属・プラスチック・布など様々な素材から作られた家具があり、北欧風・モダン風・アンティーク風など、あらゆるデザインが選べます。
- ワンルームマンションなどの狭い住宅でもスペースを有効活用できるコンパクトな家具が豊富に揃っている点も嬉しいポイント。予算やニーズに合わせて、最適な家具を選べます。
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ライフスタイルの変化に対応しやすい
- 置き家具は、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できる点もメリットです。
- 引っ越しや家族構成の変化、あるいは単に気分転換で模様替えをしたいときなど、置き家具なら簡単に移動・追加・処分できます。造作家具のように設置場所やサイズが固定されているわけではないため、変化があってもスムーズに対応できます。
- ライフスタイルの変化が多い方、将来の予定が未定な方は置き家具にしておきましょう。
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置き家具のデメリット
- 最後に、置き家具のデメリットを3つお伝えします。
- ・デザインが限られる
- ・デッドスペースができやすい
- ・収納力や部屋の統一感に欠ける
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デザインが限られる
- 置き家具は、既にデザインが完成された既製品が中心となります。そのため素材・色・サイズなど、造作家具のように細部までこだわったカスタマイズは難しいです。カラーバリエーションが少なかったり、取っ手のデザインが選べなかったり、理想通りの家具を見つけるのに苦労するかもしれません。
- また、既製品であるがゆえに、部屋のイメージに完全にマッチする家具が見つからない可能性もあります。こだわりの強い方や個性的なインテリアを実現したい方にとっては、選択肢の少なさがデメリットとなるでしょう。
デッドスペースができやすい
- 置き家具はサイズや形状が固定されているため、部屋の寸法と家具のサイズが合わない場合、デッドスペースが生じやすいです。特に、マンションやアパートなどの規格住宅では部屋の形やサイズのせいで既製品の家具では空間を十分に活用できないケースも。
- 例えば壁と家具の間に隙間ができたり、天井までの高さを活かせなかったり、収納スペースが不足したりする可能性があります。結果的に、部屋が狭く感じられる、収納力が十分に発揮できないなどのデメリットにつながります。
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収納力や部屋の統一感に欠ける
- 置き家具は、造作家具に比べて収納力が劣る場合があります。造作家具は部屋の形や用途に合わせて設計・製作されるため、デッドスペースを最小限に抑えつつ収納力を最大限に高められます。一方、置き家具は既製品なので、スペースにものを収める場所が少ないことも。また、デザインや素材が異なる家具を組み合わせると、統一感が損なわれる恐れがあります。様々なブランドやメーカーの家具を組み合わせると、色合いやスタイルがチグハグになり、まとまりのない印象を与えてしまうかもしれません。
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まとめ
- 今回は、造作家具と置き家具どちらがいいか迷っている方に向けて、造作家具・置き家具を設置するメリット・デメリットを解説しました。
- しかし、結局どちらが良いか決めかねている方も多いでしょう。そんな方におすすめなのが、ITAYAのオーダーDIY家具です。置き家具ですが、サイズオーダーに対応しているので、設置する場所や用途に合わせて柔軟にカスタマイズすることができます。素材は本物の木を使用しています。木の柔らかな触り心地とぬくもりを楽しむことのできる商品です。
- 予算を抑えながら理想の空間を作り上げたい方は、次のページをチェックしてみてください。
- □オーダーDIY家具をみる
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