「木のぬくもりを暮らしの中へ」をテーマにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするための役立つ情報や、楽しいコンテンツを日々こつこつ集めて発信してきます。
「木のぬくもりを暮らしの中へ」をテーマにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするための役立つ情報や、楽しいコンテンツを日々こつこつ集めて発信してきます。
目次

「ジャパンディインテリアを取り入れたいけど、どこから始めればいいのか分からない」
「実際のお部屋の雰囲気や、おすすめの取り入れ方を知りたい」
そんなふうに感じている方に向けて、この記事ではジャパンディインテリアの魅力や特徴、実例や空間づくりのコツを丁寧にご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
ジャパンディスタイルとは?

ジャパンディスタイルは、日本の「侘び寂び(わびさび)」と北欧の「ヒュッゲ(hygge)」という、ふたつの文化的価値観を掛け合わせたインテリアスタイルです。余白を楽しむ日本の美意識と、ぬくもりを重視する北欧の感性が融合した美しさがあります。
たとえば、家具は木の温もりを感じるロータイプで、間接照明や自然光を活かす。色使いはベージュやグレーなど落ち着いたトーンが中心で、観葉植物などを取り入れて自然との一体感を演出することが多いです。
流行に左右されず、長く使えることもジャパンディスタイルの魅力です。丁寧な暮らしを求める人にとって、ぴったりのスタイルといえるでしょう。
ジャパンディスタイルの実例
「ジャパンディ」のイメージが湧いていない方のために、まずは写真付きでジャパンディスタイルのインテリアコーディネートを3つ紹介します。
日本の木のやわらかさと、黒の包容力を感じて暮らす

和の趣と北欧の洗練が美しく調和した、現代的なジャパンディスタイルの好例です。余白を活かした室内には、素材のやわらかさと陰影のコントラストが絶妙に表現されています。
壁一面の収納やローラインの家具には日本的な「引き算の美学」が宿り、圧迫感を与えません。グレイッシュな壁や間接照明によるやわらかな光が加わることで、時間の流れを静かに感じられる部屋になっています。
この部屋には、日常の喧騒から離れてただ「整っていること」だけが心を満たす、そんな静かな豊かさが宿っています。
ゆったりと穏やかに、心安らぐジャパンディマンション

この家は「木のぬくもり」と「整えられた静けさ」が、見事に同居するジャパンディの理想形です。
ポイントは“木”の使い方。玄関・廊下・リビング・キッチンに至るまで、自然素材の美しさが細部まで生かされていて、光と影がやさしく広がっています。くすみベージュの壁が「和の静けさ」を添え、北欧デザインの家具や照明があたたかなリズムを生み出しています。
シンプルで豊かな生活をする

この家は、「そぎ落とす美しさ」を体現した、洗練されたジャパンディスタイルの部屋です。装飾を少なくして余白を活かすことで、自然と心が静まる作りになっています。
室内は、床・家具・キッチン・階段まで統一感のあるオーク材を使用。壁紙はすべて白でまとめられており、自然光がやわらかく反射しています。テレビをあえて置かず、ダウンライトも最小限にとどめたリビングは、五感で“静けさ”を味わう場所として設計されています。
ジャパンディスタイルにおいて、床は空間の印象を左右するだけでなく、素足で触れる“静けさ”や“ぬくもり”を演出する大切な要素です。 ただおしゃれなだけでなく、長く寄り添う質感や安心感が求められます。
ジャパンディインテリアの7つの特徴

ジャパンディスタイルには、見た目の美しさだけでなく、心と体がほっとするような工夫がちりばめられています。ここでは、ジャパンディを構成する代表的な7つの要素をご紹介します。
- ・侘び寂び×ミニマリズムを取り入れる
- ・ぬくもりを感じられる素材を使う
- ・「自然界にある色」を選ぶ
- ・背が低めの家具で余白を作る
- ・やわらかい光を意識する
- ・手ざわりの良さを重視する
- ・自然を取り入れる
-
侘び寂び×ミニマリズムを取り入れる
- ジャパンディインテリアの核となるのが「侘び寂び×ミニマリズム」です。日本が大切にしてきた「静けさ」や「余白」と、北欧文化にある「シンプルで快適な暮らし」をかけ合わせたものです。モノを減らすことで、空間だけでなく心にもゆとりが生まれます。
-
ぬくもりを感じられる素材を使う
- ジャパンディスタイルではオーク材・ラタン・リネンなど、自然に近い質感の素材を使います。たとえば、木の素材は時間の経過とともに風合いが深まり、日々の暮らしに豊かさを感じさせてくれる効果があります。素材本来の表情を楽しむことが、ジャパンディスタイルを深く味わうコツです。
-
「自然界にある色」を選ぶ
- ジャパンディインテリアの色づかいは、自然の中にあるようなやわらかい色が基本です。ベージュ・グレー・オリーブグリーン・生成りといったアースカラーの、目に優しく心が落ち着く配色が選ばれます。家具や小物が自然と部屋に溶け込み、全体的にやさしい印象に仕上がります。
-
背が低めの家具で余白を作る
- ジャパンディでは、ローソファやローテーブルなど、床に近い目線で生活する家具がよく使われます。低めの家具を揃えると、部屋が広く見えてゆとりが生まれます。視線が下がることで天井が高く感じられ、空間に広がりと開放感が加わるのです。
- また、和室のように座ってくつろぐ文化ともなじみやすく、自然とリラックスできる暮らしになります。
-
やわらかい光を意識する
- 直線的で強い光ではなく、ぼんやりと広がる間接照明や自然光が理想的とされています。壁に反射して広がる光、窓から差し込む午前中の太陽などが、空間に奥行きと落ち着きを与えてくれます。「灯りを飾る」という意識で、照明そのものもインテリアの一部として選びましょう。
-
手ざわりの良さを重視する
- 木のあたたかみ、素材のやわらかさ、陶器の素朴な質感など、手触りの良さにまで気を配るのがジャパンディスタイルです。無垢材の家具やリネンのクッション、素焼きの花器などは、触れるたびにほっとする感覚を与えてくれます。
-
自然を取り入れる
- ジャパンディスタイルでは植物を取り入れることも多いです。観葉植物や枝もの、ドライフラワーは置くだけで部屋にアクセントを加えつつ、やさしさもプラスしてくれます。季節に合った植物を飾れば、暮らしにリズムを生んでくれる効果もあります。
-
まとめ

- 今回は、ジャパンディスタイルについて、実例と特徴をご紹介しました。和の「侘び寂び」と北欧の「ヒュッゲ」が融合したこのインテリアスタイルは、静かな豊かさを暮らしにもたらしてくれるのが魅力です。自然素材を活かすこと、色や光、余白を大切にすること。そのすべてにおいて「本物」の質感を感じられる素材選びが求められます。
- 本物の質感を求める方におすすめしたいのが、国産材を贅沢に使い、木の表情を最大限に引き出す床材「コンビットグラードJ」です。インテリアを変えるのではなく、暮らしの土台から整える。そんな視点で家を作ってみるのはいかがでしょうか。
- □国産材シリーズ コンビットグラードJをみる
RELATED
関連する記事
