「木のぬくもりを暮らしの中へ」をテーマにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするための役立つ情報や、楽しいコンテンツを日々こつこつ集めて発信してきます。
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目次
横並びのキッチンダイニングに憧れていませんか?来客時にサッとお茶を出せるのは便利ですし、キッチンとダイニングの雰囲気を合わせることで統一感のあるおしゃれな家、という印象になって良いですよね。そこで今回は、横並びダイニングを検討している方に向けてメリット・デメリットを解説します。思いつきで横並びダイニングにして後悔しないように、ぜひ最後まで目を通してみてください。
横並びダイニングのメリット
横並びダイニングには次の5つのメリットがあります。
- ・配膳しやすい
- ・料理中に家族とコミュニケーションをとれる
- ・家族がダイニングに集まりやすくなる
- ・インテリアコーディネートを統一しておしゃれに見せられる
- ・広いリビングスペースを確保できる
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配膳しやすい
- 横並びダイニングは、キッチンと並列にダイニングテーブルを配置するスタイリッシュな間取りです。横並びダイニングの最大の魅力は調理から配膳、片付けまでの動線が短いこと。
- たとえば、キッチンからダイニングテーブルまでの移動がたった数歩で済むため、調理中にさっと料理を出したり片付けたりできます。食事中に調味料や飲み物を取りに戻る際も、距離が近くて便利です。このように、キッチンとテーブルの距離が近いことで家事の負担が軽減されるのが、横並びダイニングの大きなメリットです。
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料理中に家族とコミュニケーションをとれる
- 横並びダイニングでは、キッチンでの作業中もダイニングにいる家族の顔を見ながら話せます。特に対面式キッチンを採用すれば、料理をしながら会話ができるので、家族とのコミュニケーションが自然に増えることが魅力です。
- たとえば、お子さんがダイニングテーブルで宿題をしているときに様子を見ながら質問に答えたり、勉強をサポートしたりできます。料理を作りながら家族とお話ししたい方は、横並びダイニングを検討してみてはいかがでしょうか。
家族がダイニングに集まりやすくなる
料理中に家族と雑談できるので、家族が自然とダイニングに集まりやすくなります。キッチンとダイニングが一体化していることで、キッチンが家族の中心的な場所になること間違いなし。
小さなお子さんがいる家庭では、家事をしながら遊びや勉強の様子を見守れるため、安心して家族との時間を過ごせます。
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インテリアコーディネートを統一しておしゃれに見せられる
- キッチンとダイニングを横並びに配置することで、空間全体のコーディネートに統一感を持たせやすくなります。キッチンカウンターとダイニングテーブルに同じ素材や色味を使用すれば、洗練されたおしゃれなスペースに。
- リビングとのつながりも考慮したデザインを取り入れることで、家全体のインテリアバランスを整えられます。
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広いリビングスペースを確保できる
- 横並びダイニングを採用することで、リビングスペースを広く確保できます。キッチンとダイニングを一直線上に配置することで、生活動線がシンプルかつコンパクトになるため、リビングに余裕を持たせられます。家族がリラックスできる、広々としたリビングにしたい方は、横並びダイニングがおすすめです。
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横並びダイニングのデメリット
- 横並びダイニングのデメリットも考えてみましょう。
- ・キッチンからリビングまでの動線が長い
- ・間取りをコンパクトにまとめにくい
- ・来客者からキッチンが丸見えに
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キッチンからリビングまでの動線が長い
- 横並びダイニングの間取りでは、リビングへの動線が長くなる場合があります。特にキッチンとダイニングテーブルをつけて置くと、テーブルをぐるっと回り込む必要があるため移動の手間が増えるデメリットも。
- この問題を回避するには、キッチンとダイニングテーブルの間に通路を確保することが必須です。人が通れるようにしておくと、動線がスムーズになるだけでなく、日常の作業効率もアップします。
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間取りをコンパクトにまとめにくい
- 横並びダイニングは横長のスペースを必要とするため、間取りがコンパクトになりにくい特徴もあります。標準的なキッチンやダイニングテーブル、そして必要な通路幅を考えると最低でも10〜14帖のスペースが必要です。縦並び配置と比較すると効率的な設計が難しいため、敷地面積に余裕がない場合は横並びダイニングにするのが難しいケースも。
- ただし、ダイニングテーブルのサイズを調整するなどしてスペースを有効活用すれば、狭いスペースでも横並びダイニングにできる場合もあります。
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来客者からキッチンが丸見えに
- 来客時にキッチンの様子が丸見えになることも、横並びダイニングのデメリットです。特に、調理や片付けの途中で散らかっていると、片付いていない印象になってしまいます。
- キッチン丸見え問題を防ぐには、キッチンに腰壁を設置することで視線を遮るか、常に整理整頓を心がけるしかないでしょう。オープンな雰囲気を保ちつつ、キッチンのプライバシーを守るには、腰壁を活用する方法がおすすめです。
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横並びダイニングで後悔しないためのポイント
- 最後に、横並びダイニングを取り入れて後悔しないためのポイントを3つお伝えします。
- ・無理やり横並びダイニング配置にしない
- ・キッチンの前にパントリーを設けない
- ・キッチンとダイニングテーブルをつけない
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無理やり横並びダイニング配置にしない
- 向いていない間取りで無理に横並びダイニングを採用するのはやめましょう。間取りに合わない形で取り入れると、動線が長くなり不便なだけでなく、デッドスペースが生じる原因になります。特に、キッチン正面を通路にしてしまうと空間の無駄が生じやすいのが欠点です。
- 横並びダイニングを計画する際は、キッチン正面にリビングを配置するなど、間取り全体を見直してみましょう。
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キッチンの前にパントリーを設けない
- キッチン前にパントリーを設けると、調理や配膳時にものを取りに行きにくくなります。頻繁に移動する必要があるため、作業効率が低下してしまいます。
- パントリーを設置する場合は、キッチンからのアクセスが便利でかつ動線を妨げない場所を選ぶと良いでしょう。たとえば、キッチン背面や側面に設置すれば、使いやすさと収納力を両立できます。
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キッチンとダイニングテーブルをつけない
- キッチンとダイニングテーブルを直接つける配置は一体感がありますが、動線の観点で見ると微妙です。テーブルとキッチンが接していると食事中に動きづらいため、調味料などが必要になったときに取りに行きたくなくなるためです。食事以外でも、ダイニングテーブルをぐるっと回ってキッチンに行く必要があるため、動線が悪いと感じる可能性が高くなります。
- 動線をスムーズにするにはキッチンとテーブルの間に十分なスペースを確保し、人が通れるようにしたり、物の受け渡しがしやすい環境を整えることが大切です。
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まとめ
- 今回は、横並びダイニングにするメリット・デメリットと、取り入れた際に後悔しがちなポイントを解説しました。おしゃれなイメージの横並びダイニングのレイアウトですが、間取りによっては不自然な形になってしまうので、慎重に検討してから取り入れてみましょう。
- なお、おしゃれな家を作りたいなら横並びダイニングにこだわる必要はないといえます。たとえば、無垢の木のキッチンにして家具のテイストを統一すれば、横並びダイニングではなくてもおしゃれで使い勝手の良い家になります。キッチンをお探しの方は、ぜひ以下のリンクを見てみてください。
- □ウッドワンのキッチンをみる
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