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2026.01.14

土間のある家で叶える豊かな暮らし|メリット・デメリットから活用アイデア、間取り実例まで徹底解説

2026.01.14

# アウトドア # 土間 # 土間リビング # 玄関土間 # 間取り
WOODONE編集部

「木のぬくもりを暮らしの中へ」をテーマにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするための役立つ情報や、楽しいコンテンツを日々こつこつ集めて発信してきます。

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家の中に、靴を脱がずに使える土間スペースがあったら便利だと思いませんか? 日本の伝統的な家屋にあった「土間」が、現代の住宅デザインにおいて再び注目を集めています。

この記事では、土間のある家がもたらすメリット、デメリット、さらには暮らしを豊かにするさまざまな活用アイデア、床材の選び方、そして間取りの実例について詳しくご紹介します。土間がもたらす空間の魅力を、ぜひご覧ください。

土間のある家とは?なぜ人気になってきている?

土間とは、室内でありながら土足のまま使用できる、コンクリートやタイルなどで仕上げられた空間のことを指します。日本の伝統的な家屋では、作業場や収納スペースとして活用されてきました。

現代において土間が人気を集めているのは、多様化するライフスタイルにフィットする柔軟性があるからです。また、コンクリートやタイルなどの土間素材は調湿性や断熱性に優れているため、季節を問わず快適な環境を保てるというメリットもあります。このように、土間は現代のニーズに応える多目的スペースとして再度注目されています。

土間のある家のメリット

土間のある家のメリットとして、主に次の4つが挙げられます。

1. 汚れや水濡れに強く、掃除しやすい

土間は、コンクリートやタイル、モルタルなど耐久性の高い素材で仕上げられているため、日常の使用や重いものの設置にも強く、掃除が簡単です。

泥や水濡れを気にせず使えるため、アウトドア用品の手入れや、雨の日に帰宅したペットの足洗いにもぴったりで、小さな子どもやペットのいる家庭には特におすすめです。

特に、タイルなどの水に強い素材で仕上げられていれば、デッキブラシを使った水洗いも可能で、さっと丸洗いして清潔に保てます。

2. 多目的に利用できる柔軟さ

土間は、単なる「玄関」という役割を超え、収納、作業場、趣味のスペースなど、多様な用途に使える柔軟さが魅力です。

キャンプ道具や釣り具、自転車などを、土や泥がついたまま一時的、あるいは定位置として置いておくことができ、アウトドア派の方には重宝されます。

また、ガーデニングやDIYといった汚れが気になる作業をその場で行うスペースとしても適しています。さらに、泥のついた野菜や汚れやすい洗濯物などの仮置き場にも便利で、居住空間の清潔さを保てます。

ライフスタイルに合わせて自由に活用できる、フレキシブルな空間です。

3. 夏場に涼しく快適な空間になる

土間の床材に使われるコンクリートやタイルは、熱を適度に蓄える性質があり、夏場にはひんやりとした涼しさをもたらしてくれます。

また、土間を設けることで家全体の風通しが良くなり、エアコンの使用量を抑えることが可能です。電気代を節約しつつ涼しく過ごせる土間は、暑い夏を快適に乗り切るための省エネ対策としても優れています。

4. デザイン性の高い空間を演出できる

土間は、空間に独特なアクセントを加えることで、デザイン性の高い空間を演出できます。

居住スペースとの間に段差を設けることで、空間にメリハリと奥行きが生まれ、立体的な視覚効果を生み出します。これにより、おしゃれで個性的な印象を空間全体に与えることができます。

また、床材やインテリアの工夫次第で、カフェ風やインダストリアル、キャンプ風など、様々なデザインが楽しめる点も魅力です。自分の好きなインテリアを置くことで、「自分らしい」こだわりのおしゃれな空間を作れることも、土間の大きな魅力と言えるでしょう。

土間のある家のデメリット

土間のある家にはメリットが多い反面、特有の課題も存在します。主なデメリットとして、次の4つが挙げられます。

1. 冬場は足元からの冷えが気になる

土間は、床材が冷たい地面と直接つながっているため、冬になると床面から底冷えが伝わってきやすく、特に足元の寒さが大きな課題となります。特に寒冷地では、床暖房や基礎断熱といった設備的な対策を講じても、フローリングの居室と同等の快適な温度を保つのは困難な場合があります。そのため、ラグやカーペットを敷く、暖かいスリッパを使用するなど、日常的に行う局所的な冷え対策が不可欠です。

土間を作る上で、いかに冬場の寒さを快適に乗り切るかは、設計段階で検討すべき重要なポイントです。

2. 湿気がこもりやすく、カビのリスクがある

土間は湿気が溜まりやすい構造のため、梅雨や湿度が高い季節には、カビが発生するリスクがあり、湿気対策が欠かせません。

カビの発生を防ぐには、設計段階で換気扇の設置や、湿気を吸収する効果のある壁材(珪藻土など)の使用を考える必要があります。さらに、定期的な窓開けや換気を行うといった日常的な管理も重要になります。長く快適に土間を使うために、設計時に十分な湿気対策を講じておきましょう。

3. 段差が生活動線や安全性に影響する

土間と居住スペースの間には段差が生じるため、小さなお子さんや高齢者にとって、つまずいて転倒する恐れがあります。安全性の確保が重要です。

また、土間から室内に移動する際に必ず靴を脱ぐという行為が、日常の生活動線において手間やわずらわしさとして感じられる方もいます。安全性を確保しつつ使い勝手を高めるために、バリアフリー設計にしたり、段差の高さを極力抑えたりといった工夫が求められます。

4. 居住スペースとのバランスに配慮が必要

土間スペースを作る際に気をつけたいのが、居住スペース全体との広さのバランスです。土間を広くしすぎると、リビングや寝室など、普段の生活に不可欠なスペースを圧迫してしまう可能性があります。

特に冬場は土間の使用頻度が下がりがちで、せっかく設けたスペースを持て余してしまうことも少なくありません。大切なのは、「土間で何をするのか」「どのくらいの頻度で使うのか」を深く考えた上で、自分たちの生活スタイルに合わせた適切な広さを決める計画づくりです。

土間に使われる主な床材の種類と選び方

土間に使われる床材には、主にタイル、コンクリート、モルタル、天然石などが一般的で、いずれも耐久性が高く、土足での使用に適しているという共通点があります。土間を計画する際は、デザイン性や機能性、そしてコストを考慮して素材を選ぶことが重要です。

床材の種類 特徴・メリット デメリット・注意点
タイル ・色柄が豊富 

・耐久性が高く傷がつきにくい 

・水洗いが可能でメンテナンスしやすい 

・防滑加工で安全性も確保できる

・費用が高くなる傾向がある

・目地に汚れが溜まりやすい

・強い衝撃で割れる恐れがある

コンクリート ・コストを抑えやすい

・モルタルよりひび割れしにくい

・無機質でクールな印象

・濡れると滑りやすい

・結露しやすい

・寒冷地では凍上現象対策が必要

モルタル ・材料費、施工費ともに手頃

・滑らかに仕上がる

・金鏝仕上げや洗い出し仕上げなど、多様な仕上げ方が可能

・ひび割れしやすい傾向がある

・濡れると滑りやすい

・汚れが染みになりやすい

天然石 ・石の種類(例: 鉄平石、大谷石など)により独特な風合いと高級感を演出できる

・長期間使用できる

・材料費と施工費が高価

・吸水率があるため汚れやすく、濡れると滑りやすい

土間を最大限に活かす!具体的な活用アイデア

土間を単なる通路や玄関としてだけでなく、ライフスタイルに合わせて活用することで、暮らしの質は大きく向上します。ここでは、土間の魅力を最大限に引き出す具体的な活用方法をご紹介します。

1. 風通しと省エネを叶える空間

土間は玄関から室内への自然な風の通り道を作るのに最適です。土間とリビングやダイニングをひと繋がりの空間にすることで空気を循環させやすくなり、湿気がこもりにくくなります。

特に夏場には、玄関を開け放すことで涼しい風が土間を通じて室内に入り、エアコンの使用を抑えられる省エネ効果も期待できます。風通しが良くなることでカビや悪臭の防止にも役立ち、家全体を快適かつ清潔に保てます。

2. 趣味と収納を両立する多目的スペース

土間は、汚れても気にせず使えるため、趣味に没頭するための専用スペースに最適です。

たとえば、自転車やバイクを室内でメンテナンスしたり、サーフボードなどの大型アイテムを収納したりできます。また、水栓を設けてペットのグルーミングスペースとして利用したり、ガーデニング用品の手入れや土いじりを行う「工房」のように活用することも可能です。

3. 家族やゲストの交流の場

土間の魅力は、自然と人が集まるコミュニケーションスペースになることです。靴を脱がなくても気軽に過ごせるため、家族や友人との気さくな交流の場として活躍してくれます。

リビングの延長として設けた土間は、ちょっとしたおしゃべりの場所や、コーヒーを楽しむリラックススペースとしても最適です。小物や趣味のアウトドアグッズを飾れば、暮らしに彩りもプラスできます。このように、土間は日々の暮らしに自然な交流と楽しみをもたらしてくれる、大切な場所になります。

さらに、土間は汚れを気にせず使えるため、子どもやペットの遊び場としても理想的です。特に冬場や雨の日には、室内で砂や泥を気にせず遊べる貴重な空間となります。

土間のある家の間取りをご紹介

ここからは、土間が暮らしにもたらす具体的なメリットをイメージしていただくために、土間を家の中心的な要素として取り入れた2つの間取り実例をご紹介します。ライフスタイルに合わせた土間の可能性を見ていきましょう。

土間と吹き抜けが叶える開放的な住まい

この間取りは、1階LDKの一角に設けられた内土間と、その上部に広がる吹き抜けが最大の魅力です。

土間は趣味の道具や自転車を置く収納スペースとして活用でき、吹き抜けを通じて縦方向の開放感を最大限に高めます。さらに、玄関から独立した外土間が作業や仮置き場として機能することで、LDKや内土間を清潔に保ちます。

吹き抜けは2階の各居室にも光と風を届け、家全体の採光と通気性を確保し、家族のコミュニケーションを育むデザインとなっています。

この間取りを詳しくみる

広めな土間と回遊動線で暮らしやすさを追求した家

この間取りは、1階の中心であるLDK(21.0帖)と連続する7帖相当の広めな土間が特徴です。

LDKと土間が一体化することで、土間がセカンドリビングや多目的な作業スペースとして機能し、暮らしに広がりをもたらします。玄関から水回り、そしてLDKをぐるりと回れる回遊性の高い動線は、汚れて帰宅した際もスムーズに移動できるクリーンな動線として機能し、家事効率と利便性を向上させています。

2階のファミリーホールは、1階との緩やかな繋がりを感じさせつつ、家族が自由に使える共有スペースとなっています。

1F

2F

この間取りを詳しくみる

まとめ

今回は、土間のある家のメリット、デメリット、床材、活用アイデアを解説しました

土間は、汚れを気にせず使える多機能性や、夏場の快適性、高いデザイン性など、現代の多様なライフスタイルにフィットする魅力的な空間です

一方で、冬の寒さや湿気対策、居住スペースとのバランスなど、計画段階での検討事項も存在します。土間を最大限に活かし、後悔のない家づくりを実現するためには、「土間で何をしたいか」を明確にし、生活スタイルに合わせた適切な広さや動線を計画することが重要です

具体的なイメージを深めたい方は、以下の施工事例や間取りプランをご覧ください。効果的な動線や収納計画にご興味のある方は、ぜひワンズキューボのサイトもご覧ください。

ご家族にとって最適な土間空間を、ぜひ楽しみながら見つけてみてください。

□施工事例 吹き抜けから、やさしく光が差し込む家
□施工事例 森、川、ロフト、僕たちの秘密基地。土間のある家
□施工事例 「土田の民家」器とお料理と。

□ ウッドワンのワンズキューボをみる

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