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2025.09.24

子ども部屋レイアウトのコツ【広さ別・年齢別・兄弟合同部屋】

2025.09.24

# レイアウト # 収納 # 子供部屋
WOODONE編集部

「木のぬくもりを暮らしの中へ」をテーマにキッチン、建具、床等の住宅部材をトータルでご提案する(株)ウッドワン。 編集部では、皆さまが快適な家づくりをするための役立つ情報や、楽しいコンテンツを日々こつこつ集めて発信してきます。

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お子さんの成長や家族構成に合わせて子ども部屋のレイアウトを工夫すると、快適で過ごしやすい空間になります。特に、部屋の広さやお子さまの年齢、兄弟姉妹での共有など、それぞれの状況に合った配置を考えることが大切です。

この記事では部屋の広さや年齢別に適したレイアウトのコツ、そして兄弟姉妹で使うときの工夫について、分かりやすくご紹介します。限られたスペースでも、創造力や快適さを育む部屋作りのヒントが満載です。

子ども部屋を設置すべき?メリットとデメリットについて

子ども部屋は、お子さんの成長に大きな影響を与える大切な場所です。個室を与えるかどうかはご家庭の方針や住環境によって様々ですが、まずはそのメリットとデメリットを理解しておくことが重要です。

子ども部屋を用意するメリット

・集中力が高まる

勉強や読書、趣味など、ひとりで集中して取り組める環境が整います。リビングだと気が散りやすいお子さんには特に効果的です。

・自立心が育つ

自分の部屋を自分で管理することで、片付けや整理整頓の習慣が身につくなど、お子さんの自立心を育むことができます。

・創造性が刺激される

誰にも邪魔されずに自由に遊ぶことで、お子さん自身の創造性や表現力が伸びる可能性があります。

・精神的に安定する

ストレスを感じた時や気分転換したい時に、一人になれる場所があることで、気持ちが落ち着きやすくなります。

子ども部屋を用意するデメリット

・コミュニケーションが減少する

個室にこもりがちになり、家族との会話や交流の機会が減ってしまうことがあります。

・家族が状況把握をしにくくなる

部屋にいるお子さんの様子が見えにくくなり、何をしているのか、困っていることはないかなど、家族が状況を把握しづらくなることがあります。

・間取りの制約がある

限られた住空間の中で子ども部屋を確保するためには、他の部屋の広さや使い道を調整する必要が出てくる場合があります。

部屋の管理が大変になることも

お子さんが自分で片付けられない場合、親が部屋の管理を手伝う必要が出てくることもあります。

子ども部屋のレイアウトを考える際の5つのポイント

お子さんが毎日を楽しく過ごし、すくすくと成長できるような子ども部屋を作るには、いくつかのレイアウトのポイントがあります。

1. 安全性を最優先にしたレイアウトを

まず何よりも、お子さんが安全に過ごせるように部屋の配置を工夫しましょう。背の高い家具は必ず壁に固定し、倒れた際に危険な窓際や出入り口付近への配置は避けてください。

コンセントは、家具で隠したりカバーをつけたりして、コードも足に引っかからないように整理しましょう。また、家具の角は保護し、部屋の中央に危険な角がこない配置を心がけるとともに、お子さんが走り回ってもつまずかないよう、十分な移動スペースを確保することが重要です。

2. 部屋の形と広さを考慮に入れる

レイアウトを考える前に、まず部屋の形や広さ、窓やドアの位置を把握しましょう。お子さんがスムーズに移動できる通路を確保し、窓の位置を考慮して家具を配置することで、自然光を効果的に取り入れられます。部屋の隅や変形した部分など、デッドスペースも活用できるような家具の配置を考えると良いでしょう。

3. 将来を考えて家具を選ぶ

お子さんの成長は早く、その都度家具を買い替えるのは大変です。高さ調節ができるデスクや、組み合わせを変えられる収納家具など、成長に合わせて形を変えられるものを選ぶと長く使えます。

デザインはキャラクターものなど特定の好みに偏らず、シンプルで飽きのこないものを選ぶのがおすすめです。また、耐久性のある素材の家具を選ぶと安心です。

4. 片付けやすい収納で自立を促す

お子さんが自分で片付けられる収納にすることで、整理整頓の習慣が自然と身につきます。おもちゃや絵本は、お子さんの手の届く高さに収納場所を設け、オープンボックスやキャスター付きの収納ケースなどを活用しましょう。

「おもちゃ」「本」などカテゴリーごとに収納場所を決め、小さなお子さんには写真やイラストで中身がわかるように表示してあげると、より分かりやすくなります。

5. レイアウトを工夫しスペースを広く使う

部屋が少し狭く感じられる場合でも、レイアウト次第でスペースを有効活用できます。ロフトベッドや二段ベッドを活用すれば、縦の空間を有効活用でき、ベッド下のスペースをデスクや遊び場、収納として使えます。

また、壁面収納や造り付け収納もおすすめです。必要に応じて配置を変えたり、一時的に広いスペースを確保したりできるよう、折りたためる家具やキャスター付きの収納を取り入れるのも良い方法です。

部屋の広さ別に考えるレイアウトのコツ

子ども部屋の広さは様々ですが、それぞれの広さに合わせた工夫で快適な空間を作ることができます。

【~4畳半】限られたスペースを最大限に活かすレイアウト

~4畳半のお部屋はスペースが限られているので、コンパクトで多機能な家具を選ぶのが大事です。例えばロフトベッドや収納付きベッドを使うことで、床の面積を広く確保できて、お部屋が狭いと感じにくくなります。

壁に固定するタイプの収納やデスクも、無駄なスペースを取らずに配置できるので便利です。寝る場所としてだけ利用し、勉強はリビングでするなど工夫すればストレスを感じにくいでしょう。

【5~6畳】バランスの取れたレイアウトを目指す

5〜6畳のお部屋ならベッドやデスク、収納スペースをバランスよく配置する余裕が生まれます。デスクはできるだけ窓際に置いて自然光がしっかり入る場所にすると、勉強や作業がはかどる環境を整えられます。

ベッド下やデスク周りに収納スペースを設けて、スペースを効率よく使うのもポイント。子どもの成長に合わせて家具の配置を変えやすいレイアウトを考えておくと、長く使えるお部屋になります。

【7~8畳】ゆとりある空間を最大限に活かすレイアウト

7〜8畳のお部屋があれば、広さを活かしてゾーンを分けたレイアウトを考えてみましょう。勉強スペース・寝る場所・遊ぶ場所を分けることで、自然に生活のリズムを整えられる環境を作れます。

また、この広さがあれば兄弟二人で使っても十分なスペースが確保できます。大きめの家具もゆったり配置できるので、ベッドやデスクだけでなくソファや読書スペースを設けることもできるでしょう。広い分、家具の配置にメリハリをつけて無駄なスペースができないように工夫すると、さらに快適でバランスの取れたお部屋に仕上がります。

年齢別に考えるレイアウトのコツ

子どもは成長とともに生活スタイルや必要なスペースが変わります。幼児期は遊びを中心としたレイアウト、小学生からは学習に集中できる空間、そして中学生以上ではプライバシーを尊重した部屋作りが必要です。それぞれの年齢に合わせた工夫を取り入れ、お子さんの成長に適したお部屋を目指しましょう。

【幼児期(3歳~6歳頃)】遊びと自立心を育むレイアウト

幼児期の子ども部屋は、遊びを中心にレイアウトするのがポイントです。柔らかいマットを敷いて、転んでも安心な遊び場を作りましょう。おもちゃや絵本はお子さんが手に取りやすい低い位置に配置することで、自分で自由に遊べる環境が整います。

また、低めの棚やボックスを使って収納することで、片付けの習慣を身に付けやすくなり、自主性を育むきっかけになります。お子さんの様子を確認しやすいよう、視界が通るレイアウトにすることも大切です。

【学童期(小学生)】学習と個性を尊重するレイアウト

小学生になると勉強に集中できる環境が必要です。デスクはできるだけ窓際や静かな場所に配置し、明るい照明を用意して集中しやすい学習スペースを作りましょう。整理整頓しやすいように教科書や文房具を取り出しやすい場所に収納することもポイントです。

また、勉強だけでなく適度に遊びやリフレッシュができるスペースも残しておくことで、バランスの取れた空間になります。学習と遊びの切り替えがスムーズにできるようなお部屋作りを心がけましょう。

【思春期(中学生・高校生)】プライバシーを確保したレイアウト

中学生以上になると、プライバシーを大切にした部屋作りが求められます。勉強や趣味に集中できる静かなスペースを確保するため、パーテーションやカーテンで空間を区切るなどの工夫をするといいでしょう。自分の好きなインテリアや収納方法を取り入れることで、リラックスできる自分だけの居心地の良い空間になります。

一方で、親子のコミュニケーションが取りやすい工夫も大切です。鍵をつける際には、引きこもりすぎないよう外からでも開けられるタイプを選ぶことをおすすめします。

兄弟合同部屋のレイアウトを考えるコツ

間仕切りをつける

兄弟姉妹でお部屋を共有する場合、カーテンやパーテーションを使って間仕切りを設置すると、それぞれのプライベートスペースを確保できます。視覚的にも物理的にも空間が区切られることでストレスがたまりにくくなり、安心して過ごせます。

特に年齢差があったり性別が異なったりする場合は、プライバシーを守るために間仕切りを活用するのがおすすめです。間仕切りのデザインや素材を工夫すれば、お部屋全体がよりおしゃれで素敵な雰囲気になります。

家具で部屋を仕切る

スペースを広く使いたいけれどそれぞれの個別の場所も作りたいというときは、家具を使ってお部屋を仕切るのも一つの方法です。例えば、本棚や収納キャビネットを部屋の中央に配置することで、視線を遮りながら部屋を分けられます。仕切りとして家具を使えば収納力もアップするので、お部屋がより片付きやすくなる効果も期待できます。両側から使えるデザインの家具を選ぶと、お互いが便利に使える共有アイテムとして役立ちます。

2段ベッドを上手に活用する

兄弟姉妹でスペースを効率よく使うには、2段ベッドを取り入れるのがおすすめです。上下で寝る場所を分けることで、それぞれの寝室スペースを確保しながら床面積を広く使えます。また、2段ベッドの下にデスクや収納スペースがついたタイプを選べば、さらにお部屋を有効活用できます。

まとめ

今回は、子ども部屋のレイアウトを考える際のヒントをいくつか紹介しました。お子さんの成長に合わせて柔軟にレイアウトを変更できると、家具を長く使い続けられます。また、収納スペースも成長に合わせてフレキシブルに変えられると便利でしょう。ウッドワンのe・ra・boなら、収納物に合わせて柔軟にスペースを作り替えられます。

スペースに合わせた収納ではなく、収納物に合わせたスペース作りに興味がある方は次のページをご覧ください。

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