WOODONE VALUE
地球と人に価値ある木の空間を

空間づくり 家づくりを検討中の方

2024.04.19

二拠点生活でより人生を楽しむ! メリット・デメリットを考慮したデュアルライフの始め方

2024.04.19

# デュアルライフ # デュアルライフとは # 二地域居住 # 二拠点生活 # 二拠点生活デメリット # 二拠点生活子育て # 関係人口 # 関係人口とは
安美 サヨリ

二級建築士。専門学校を卒業後、店舗やオフィスなどのデザイン・設計に従事。 「住宅にかかわる仕事がしたい」という子どもの頃からの夢を叶えるため、結婚後に大手ハウスメーカーのリフォーム営業に転職。外装から内装まで家のリフォーム全般に携わる。 その時の経験を活かし住宅や建築に関する記事を執筆。 現在は子育てをしながら、CADでの図面作成業務とライターを兼業するフリーランスとして活動中。

二級建築士。専門学校を卒業後、店舗やオフィスなどのデザイン・設計に従事。 「住宅にかかわる仕事がしたい」という子どもの頃からの夢を叶えるため、結婚後に大手ハウスメーカーのリフォーム営業に転職。外装から内装まで家のリフォーム全般に携わる。 その時の経験を活かし住宅や建築に関する記事を執筆。 現在は子育てをしながら、CADでの図面作成業務とライターを兼業するフリーランスとして活動中。

水辺に置かれたデスク、チェア、パソコン

コロナ禍でテレワークなどの新しい生活様式が普及し、出勤しなくても働ける環境づくりが広まりました。

これを機に、生活の場を2つもつ「二拠点生活(デュアルライフ)」を始める人が増えています。

昔から、ビジネスシーンでは都市部で暮らし、夏休みや冬休みなどの長期休暇を「別荘」で過ごすという住まい方がありましたが、今ではその目的も多様化し、デュアルライフとしていろいろな過ごし方を選択できる時代がきています。

今回は、二拠点生活(デュアルライフ)のメリット・デメリットについて解説します。今まで抱いていた夢を叶える第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

今や特別なことではない!二拠点生活(デュアルライフ)とは

野菜の収穫を楽しむ男女

二拠点生活とは

「二拠点生活」とは“デュアルライフ”や“二地域居住” “複数(多)拠点生活”ともいい、都市と地方などの離れた地域にそれぞれ生活をする場所を設けるライフスタイルを指します。

国土交通省が2022年に実施した「二地域居住に関するアンケート」では、二拠点生活を行っていると回答した人は全体の6.7%で、日本の総人口に換算すると約701万人と推計されています。また、現在二拠点生活をしていない人でも、約3割が関心を持っていると回答しています。

テレワークの普及や交通の利便性がアップした現代において、二拠点生活は決して特別なことではなくなっているのです。

【出典】国土交通省「地方公共団体向け二地域居住等施策推進ガイドライン(P3、P5)」

二拠点生活を行う主な理由

二拠点生活をしている理由は人によってさまざまですが、主な目的は次の通りです。

・自分の時間や家族との時間を大切にするため

・通勤・通学時間の短縮

・テレワークの充実

・のびのびとした子育て

・趣味を満喫するため

・親族の介護

・災害リスクの回避

・地域との交流 など

ひと昔前のように「余暇を楽しむための別荘」としてだけではなく、よりリアルな生活を充実させることを目的としたケースが多くなっているようです。

二拠点生活は何が良いの? メリットとデメリットを確認

二拠点生活では魅力的なメリットもたくさんありますが、デメリットもしっかり把握しておく必要があります。

メリット

二拠点生活では、仕事のある平日は都会で暮らし、週末に地方の自然が豊かな環境に身を置くことでON/OFFの切り替えができ、リフレッシュできます。

野菜を育てたり、海や山で遊んだり、都会ではできない趣味に興じたり。

ただの旅行だけでは味わえない、その土地ならではの楽しみ方ができるのも二拠点生活の醍醐味です。

生活の場が2つあることで、それぞれの地域での新しい出会いも期待でき、人脈も広がっていくでしょう。

住む場所が変われば、風習や慣習も変わるもの。異なる文化や価値観に触れることで、自身の成長にもつながります。

デメリット

生活の場が複数あることで、当然ながらそれぞれの拠点での固定費(維持費)がかかります。

二拠点生活では2つ(以上)の場所を行き来することになるため、交通費移動時間がかかります。

また、お子さんがいるご家庭では「保育や通学をどうするか?」といった問題も出てくるでしょう。

二拠点生活は、家族の理解なしでは成り立ちません。

さらに「郷に入っては郷に従え」といいますが、その地域独自の慣習を受け入れずに無視してしまうと、近隣の方とのトラブルにつながる恐れもあります。

ご自身や家族のライフスタイルに合わせ、二拠点それぞれでどれくらいの比重で過ごすのかといったバランスも考慮する必要があります。

二拠点生活のはじめ方

二拠点生活のイメージ画像

二拠点生活をはじめる手順について簡単に解説します。

1.二拠点生活をする目的を明確にする

2.家族へ相談する

3.二拠点生活を行う場所を決める

4.必要なコストを計算する

5.職場へ相談する

まず「どのような目的で二拠点生活を始めるのか」を熟慮しましょう。

「ガーデニングやスノボ、サーフィンなどの趣味を充実させるため」「家業を手伝うため」「自然の中でのびのびと子育てをするため」など、その目的は人によってさまざまです。

また、二拠点生活では家族の理解が必要不可欠です。

家族全員で二拠点生活をするのか、家族は地方にいて両親のどちらか一方のみが行き来するのか、など目的に合わせたスタイルを模索しましょう。

国や各自治体でも二拠点生活(二地域居住)を推進しています。補助金助成金を活用できるケースもあるため、住みたい地域の制度を調べてみましょう。

二拠点生活ではお金をどうするかもとても重要です。移住にかかる費用や生活費、仕事はどうするかといった問題もクリアしていく必要があります。

セカンドハウスを購入するための住宅ローン「フラット35」や、空き家バンクの活用も検討してみるとよいでしょう。

二拠点生活をより素敵に彩る、ウッドワンの「木のある暮らし」

子どもの手が添えられた木

都市部での生活も大切にしながら、田舎で自分や家族の時間も充実させる暮らし方。そんなライフスタイルを叶え、人生を豊かにしてくれる二拠点生活を、ぜひ実現してみませんか?

ウッドワンの「Ki-Mama」では、木とともに人生を楽しむ素敵な暮らし方を多数ご紹介しています。

「なるべくゴミを出さずに、土に還して循環させる暮らし方」

「都心から離れ、緑の多い地に移住して、木の温もりが溢れる家づくりを叶えたお話」など、木や自然とともに暮らす人々の物語を、一つずつていねいに綴っています。

二拠点生活に関する記事も公開していますので、ぜひご覧ください。

Ki-Mama をみる

□北欧暮らしで考えた、ちょうどいい二拠点生活の魅力

RELATED

関連する記事

VIEW ALL