WOODONE

受賞無し

岐阜県

永冶建築研究所

地方都市の住宅地に建つ中庭形式の住宅。 敷地は今は見る影も無いが、特徴的な模様を描く弥生土器の出土する地域でもあった。模様の陰影、そこから生まれる雰囲気、環境を中庭を通じて住宅につなげていきたいと考えた。土器模様は具体的に用いるのではなく、陰影を生み出すきっかけとして用いた。模様を中庭やポーチの壁に押し当て、引きずり左官仕上げとした。また、その他の外壁部はガルバリウム小波板を用い、細かな陰影による深みをつくりまちへ柔らかな印象を与えられるようにしたいと考えた。 ローコストと木を主体とすることを求められ、シンプルな架構やマテリアルによる構成とし、住まう人とともに経年変化も楽しめるものとした。家具やキッチンも当然木である事を望まれ、空間と調和させるため家具は造作し、キッチンは空間に連続的であるものを採用した。全体のモノとモノとがお互いにノイズとならないよう連続的な雰囲気となるよう配慮した。