WOODONE

2020 優秀賞

茨城県

有限会社吉田建築計画事務所

明治より刻まれる家族の歴史 ~伝統を繋いでゆく古民家~ 創建から145年に渡り代々住まわれてきた民家を、令和そして次世代へと繋いでいく為の再生工事を行いました。 良質な木組みと長きに渡り磨き上げられた大黒柱や差し鴨居・古建具など、日本民家ならではの魅力ある素材が数多く残され、今日まで大切に使われてきました。一方で経年劣化、東日本大震災をはじめ近年多発する大規模自然災害により、構造各所の破損や家全体に歪みも見受けられました。 設計にあたり、創建時の構造と意匠の特性を活かしつつ、安全性と快適性を如何に調和させるかを訴求しました。60㎝を超える床の段差をバリアフリー化、柱・梁を活かした耐震性を有する機能的な間取り、古材と白壁の対比、通風・採光に加え高断熱化による省エネ化などを実現しました。誰もが懐かしさや木のぬくもりを感じる古民家を地域の大切な財産として1棟でも多く次世代へ継げればと願ってます。