土間でつながる家族の絆

母屋と姉屋、蔵をつなぐ土間。各部屋に繋がる扉を開放すると、一つの家のように中でつながっている造り。

メイン玄関のホール。この日は近くに住んでいるという5人姉妹が勢ぞろい。「こんにちは～」と次々にやってくる姉妹がお家で採れた野菜などをもって遊びに来られていた。

姉屋側の玄関。玄関が2箇所あるため、用途によって使い分けているそう。

蔵を片付けた際にでてきたという茶箪笥。おじいさんが箪笥職人だったそうで、蔵に沢山残っていたという。おそらく明治時代ごろのものとのこと。とても綺麗な状態で残っていたためそのまま使っているという。

姉屋のリビング。こちらはお姉さまが一人で暮らせるようメゾネットタイプにリノベーション。アンティークショップなどが好きで、家具などはご自身で足を運んで探されたお気に入りのものたちとのこと。

キッチンはちっちゃいsu:iji（スイージー）を採用。アレルギー持ちのため、自然素材のもので探されていたそう。シンクの下が空いていることも絶対条件だったようで、su:ijiがぴったりだったとのことです。

お姉さまは基本的には自分でご飯を作られるそうで、コンパクトで一人用にはちょうどいいとのこと。このキッチンに合わせて壁のサイズを合わせてもらったそう。グリル横の小引出しが便利で重宝しているという。

母屋のリビング。扉を開けると、土間が一望できます。

リビング上には立派な梁が通っており、壁沿いに這わせた梁からは吹き抜けの大きな窓へ出られる仕組みになっている。外に出ると、近くで行われる花火大会を一望できるスポットになるのだとか。

家の前にある石垣は、以前の家が建った時からのもので明治時代からあるものとのこと。奥のお宅にもずっと続いている。一番手前にある大きな岩は、今回駐車場を整備してきた際に出てきたもので、大きくて運べなかったため、石垣の一部として使うことに。違和感なくほかの岩と馴染んでいる。

リノベーションした蔵の外観は、以前の雰囲気を残したまま綺麗に修繕した。