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お知らせ・ニュースリリース

独自の情報一元化システム(ワンズネットサポートシステム)を地域工務店に展開 長期優良住宅認定取得のサポートを開始

 株式会社ウッドワン(社長:中本祐昌)は、弊社のLVL構造材を使用している工務店を中心に、固定資産税の控除や住宅ローン減税の対象となる「長期優良住宅」の認定取得サポート、及び、国土交通省の「長期優良住宅普及促進事業」において、補助金助成を受ける地域工務店へのサポートをこの度開始いたしました。

 国土交通省の平成21年度第1回「長期優良住宅先導的モデル事業」において、弊社の提案である「地域工務店元気倍増プログラム:Wood Alive System 200」が採択されました。ウッドワンでは、この提案における独自の情報一元化システム(ワンズネットサポートシステム)を中心とした技術ノウハウをもとに、広く地域工務店の認定取得及び補助金助成申請のサポートを開始いたしました。

 国土交通省により平成21年6月4日に発表された「長期優良住宅普及促進事業」は、年間50棟未満の地域工務店が建てる木造住宅を対象としています。しかしながら、地域工務店1社では、技術ノウハウの不足、人手不足等により「長期優良住宅」の取得及び「長期優良住宅普及促進事業」への申請による補助金助成に対応することが困難なため、弊社では以下の内容のサポートを行います。

 ① 全国で「長期優良住宅」に関するセミナーを開催
 ② 「長期優良住宅」の各認定要件を満たす部材・システムを提案
 ③ 情報整合性を担保する独自開発の情報一元化システム(ワンズネットサポートシステム)の提供
 ④ 住宅履歴保管システムの提供
 ⑤ 「長期優良住宅」認定申請時の書類作成のマニュアル提供と申請サポート
 ※ ②~⑤は、契約が必要なため有料となります

 ウッドワンは本サポート業務により、独自の情報一元化システム(ワンズネットサポートシステム)の中心ソフトである「ONE’S CAD(ワンズキャド)」の地域工務店への導入を進めます。これにより、地域工務店は、意匠設計・構造設計・プレカット・工程管理までを連動させ、情報整合性を確保し、良質な住宅履歴の蓄積が可能となります。

 ウッドワンでは、今後も地域工務店に対して様々な支援を行ってまいります。

●「長期優良住宅普及促進事業」
 長期優良住宅への取組の促進及び長期優良住宅に関連する仕組みとしての住宅履歴情報の普及を図ることにより、良質な住宅ストックの形成を促進するため、平成21年度中に竣工する、年間50棟程度未満の地域工務店が建てる木造の長期優良住宅に対し、100万円を上限に補助が行われる制度のことです。

   ※)先着順:5,000棟、エントリー期間:平成21年6月4日~8月7日
   <認定要件>
   ・「長期優良住宅」の認定要件を満たすこと
   ・住宅履歴情報の整備すること
   ・建築過程の公開(現場見学会)により、関連事業者や消費者等を啓発すること

●「長期優良住宅」
 国土交通省の進める平成21年6月に施行された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に係る長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅のことです。

<認定要件>
 ・劣化対策
  数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること
 ・耐震性
  極めて稀に発生する地震に対し、継続利用のための改修の容易化を図るため、
  損傷のレベルの低減を図ること
 ・維持管理、変更の容易性
  構造躯体に比べて耐用年数が短い内装・設備について、維持管理(清掃・点検・補修・更新)
  を容易に行うために必要な措置が講じられていること
 ・可変性
  居住者のライフスタイルの変化等に応じて間取りの変更が可能な措置が講じられていること
 ・バリアフリー性
  将来のバリアフリー改修に対応できるよう共用廊下等に必要なスペースが確保されていること
 ・居住環境
  良好な景観の形成その他の地域における居住環境の維持および向上に配慮されたものであること
 ・住戸面積
  良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること
 ・維持保全計画
  建築時から将来を見据えて、定期的な点検・補修等に関する計画が策定されていること
         
●「長期優良住宅先導的モデル事業」
 「いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」というストック社会における住宅のあり方について、具体の内容をモデルの形で広く国民に提示し、技術の進展に資するとともに普及啓発を図ることを目的としています。この事業は国が推進し、公募により住宅の長寿命化に貢献するモデル事業の提案を募り、採択された優れた提案については建設工事費の一部を補助するという取り組みです。

●「地域工務店元気倍増プログラム:Wood Alive System 200」
 国土交通省が進める「長期優良住宅先導的モデル事業」でウッドワンが提案し、平成21年度第1回に採択されたプロジェクト。共同提案者(工務店:16社)で30棟の新築物件に対して最大60百万円の補助金が助成される予定です。

●LVL構造材
 LVLとはLaminated Veneer Lumberの略称で単板積層材とも呼ばれています。ウッドワンではニュージーランドのニュージーパイン(※)を原料として住宅の柱、土台、梁などの構造材を製造しています。
 また、今回の「長期優良住宅」の認定要件を満たすことが可能な、防腐防蟻処理を施したLVL構造材も製造しています。
  ※ウッドワンがニュージーランドの自社森林で計画的に植林・育林したラジアータパイン(松の一種)の登録商標

     
LVL土台LVL床版住宅イメージ
LVL構造材(左:土台、右:床版) LVL構造材を用いた住宅イメージ

●ワンズネットサポートシステム
 住宅プランの作成や内観・外観パースを作成する「ONE’S PLANNER(ワンズプランナー)」と、意匠設計・構造設計・プレカット・工程管理までを連動させ、情報整合性を確保し、良質な住宅履歴の蓄積に貢献する「ONE'S CAD(ワンズキャド)」を用いたサポートシステムで、住宅情報を一元管理できるウッドワン独自のシステムです。

① 設計品質の確保
 ●意匠・構造設計CADデータを、工務店・設計事務所・プレカット工場・ウッドワン間で連動させ、
   整合性を確保。
② 施工品質の担保
 ●標準収まり図に基づき、意匠・構造設計CADデータより部材までを詳細積算
 ●設計CADデータを基に構造材・内装部材をプレカット
 ●施工ルール・使用部材に基づいた標準工程表により、工程毎の検査を記録・保存
③ 維持管理品質の担保
 ●新築時情報の一部として詳細積算データに基づく部品レベルの明細データ(メーカー名・品番)
   を履歴保存することにより維持管理の容易性を確保
利用には「ONE'S PLANNER(ワンズプランナー)」、「ONE'S CAD(ワンズキャド)」それぞれ、ウッドワンと契約が必要となります。

概要図
 

※掲載内容は発表時のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。ご了承下さい。