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アナザーストーリー

カテゴリ : 木にまつわるエトセトラ | タグ : 工法

第15回 よりデザイン性が高い木材を求めた「曲げ木」加工。
木材の加工と言えば、鋸(のこ)で切ったり釘や接着剤で張り合わせる直線的な作業を思い浮かべます。しかしもう一つ、木には曲げて使えるという特性もあります。

例えば木製家具の背もたれや椅子の座面など、体の線に沿うようにカーブしていればデザイン的にもいいし、座り心地だって良くなります。
また、カーブしたデザインを得ようと1本の木材からくり抜こうとするとムダが多くなってしまうだけでなく、箇所によっては強度のムラも出てしまいます。 対して木を曲げて望みの形を得ると少ない材料で済み、その部材全体に平均的な強度が得られる効果もあるのです。

木を曲げる仕組みにはいくつかの工法がありますが、一般的には煮たり蒸したりしながら木材を柔らかくしておき、望むカーブの治具などに沿って一気に曲げ、そのまま冷却して完成させる方法が取られています。
こうすることで木材は曲がったまま元に戻ることなく、ずっと美しいカーブを保つのです。

毎日見慣れている木材ですが、曲げるという加工にまで想いが到るともっと木の可能性が拡がります。