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アナザーストーリー

カテゴリ : 木で出来たプロダクト | タグ : 製品

第14回 環境音楽にも最適、一休さんも愛用していた「木魚」。
お坊さんが、読経とともにポクポクとリズムを刻む木魚(もくぎょ)。主に禅宗や天台宗の仏事で使用されているようです。
煩悩を叩くとも、眠気を払うとも言われていますが、その柔らかい木製品独特の音を聞いていると心が安らかになります。

さてこの木魚、楠木や銀杏などの比較的硬い木材を使い、小さくても大きくても全て原木1本から作り上げ、中空の工作は柄の長いノミでくり抜くのだそうです。
精緻(せいち)なものになると表面に龍や鯱(しゃち)が立体的に彫り込まれていて、それだけで仏具というより彫刻作品として見応えがあります。
また無垢の木材を使うので、歪みや割れは避けて通れません。ですから乾燥には3年近くもの時間をかけますが、その前に木の性質を知り抜いた職人の手でなければ為し得ない技と言えるでしょう。

近年はロックやフュージョンなどの音楽だけでなく、木魚の音を中心とした環境音楽CDも売られています。テレビアニメでお馴染みの一休さんが愛用していた木魚が、こうしてパーカッションとして使われているところが面白いですね。