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アナザーストーリー

カテゴリ : 木にまつわるエトセトラ | タグ : 科学

第8回 木の年輪から樹齢が分かることを発見したのは天文学者。
木の年輪を数えることで、その年齢(樹齢)が分かることはよく知られています。
ところでこの樹木に記録されている輪を数えることが、同時に樹齢を表すことを発見したのは生物学者ではなく、意外にも天文学者だったことをご存じですか。

1900年の初め、アメリカの天文学者アンドリュ・エリコット・ダグラスは、太陽の黒点が気象に及ぼす関係を調べていました。
ところが気象観測データなど未熟な時代、そこで目をつけたのは松の一種イエローパインの切り株。年によって年輪の幅に共通点があることを発見したのです、さらに年輪の幅で年代だけではなく、その年の気候状況までが分かることを体系づけました。

そしてこの発見を礎に、地球規模の気候変動を解析する「樹木年輪年代学」として現代へ受け継がれています。

およそ100年前に天文学者が発見してくれたおかげで、気象学だけではなく、例えば寺院仏閣など古い建造物で使われている木材がいつ頃の年代に伐採されたか、当時の気象はどうであったかなどを調べたりすることにも役に立っているのです。